アップデートが無償化されたAppleの一部ソフトウェアで、体験版や海賊版から正規版にアップデートできてしまうバグが見つかる 40
ストーリー by hylom
法的にはどういう扱いになるのだろうか 部門より
法的にはどういう扱いになるのだろうか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
AppleがOS X Mavericksの無料アップデートを発表し、同時にiWorkやiLife、Apertureといったソフトウェアについても無料でアップデートが可能になることも発表された。アップデートはMac App Store経由で提供されるのだが、これらのソフトウェアはMacにバンドルされているだけでなくパッケージ版での販売も行われているため、Mac App StoreアプリがHDD内をチェックし、インストールされていることが確認されればApp Storeから最新版がダウンロード可能になる、という仕組みになっている。
しかし、Mac内にこれらソフトウェアの体験版や海賊版があった場合、Mac App Storeアプリはこれを正規版として認識してしまい、最新版をダウンロードできてしまうという。ダウンロードされたソフトウェアは正規版として認識されるそうだ(本家/.、9to5Mac)。
なお、iLifeやiWork、Apertureの体験版はすでに提供が打ち切られているとのこと。
dtruss を使えば… (スコア:4, 興味深い)
App StoreアプリがHDD内のどのファイルを調べているかは簡単に確認できます
特別なソフトウェアをインストールしなくても
1) ターミナルを起動
2) ps コマンドで Apple Store の PIDを調べる
3) sudo dtruss -t open -f -p PID を実行して、openシステムコールを監視
と、コマンドを2個打つだけです。
で、あとはこれらのファイルのダミーなりを用意すれば、非合法な手段で iWorkが入手できそうです。
ただ Keynote、Numbers、Pages はそれぞれApple Store経由で2000円で買えますし、
iWorkをパッケージで買っても確か8000円ぐらい。非合法な手段で試行錯誤するより、素直に正規版を買った方が早いです。
Re:dtruss を使えば… (スコア:1)
みんなが割るより8000円出した方が早いってなれば誰も苦労はしませんよ
そうならないからアレな法律とか出来るわけですし…
やってみました (スコア:1)
教えていただいたとおりやってみたら、簡単に入手できました。
本当にありがとうございます。
お礼がてらに Apple Japan と本社に連絡しておきます。
Appleさん、さすがです (スコア:2, 興味深い)
Apple、OS X Mavericksで多数の脆弱性を修正 Mountain Lionのアップデートは提供せず? [itmedia.co.jp]
これまでAppleは、新しいOSをリリースした場合でも、その数世代前までのOS X向けのセキュリティアップデートも提供を続けるのが恒例だった。しかし今回は、10月22日の時点でMountain Lionなどのセキュリティアップデートは公開されておらず、脆弱性を修正するためにはMavericksをインストールするしか方法がない状況だ。
しかし、リリースされたばかりのOSには不具合が見つかることも多く、早急なインストールは避けるというユーザーも多い。クルーリー氏は「Mountain Lionを使い続けたいユーザーのために、Appleがセキュリティアップデートをリリースしてくれることを期待する」としながらも、今回のセキュリティ情報で深刻な脆弱性の存在が明らかになってしまった以上、Mavericksをインストールするしかないかもしれないとしている。
Re: (スコア:0)
baldmageさん,何が"さすが"なの?
Re:Appleさん、さすがです (スコア:1)
皮肉でしょう。
いつもの切り捨て施策。
Re: (スコア:0)
つーか、iPhoneやiPadでは以前からやってることです。
セキュリティフィックスと抱き合わせにすることでOSアップデートを強制、
さらにOSアップデートの対象外とすることで都合よく利用者の端末を切り捨てさせる。
信者からの集金メソッドですね。
それでも、品質がよければ利用者もついていくでしょうが
iOS6やiOS7のあまりのダメさ、ついでにiTunes11のダメさもあって
一般人の心はすっかり
「アップデートしろとかウザい」になりました。
まぁ、初戦は道具なんだから
使い勝手が変わるのはウザい、のほうが
とても自然で人間的な思考なのですが。
Re: (スコア:0)
> まぁ、初戦は道具なんだから
> 使い勝手が変わるのはウザい、のほうが
> とても自然で人間的な思考なのですが。
え? スタート画面に慣れられないのは人間じゃないのではなかったのですか?
Re:Appleさん、さすがです (スコア:4, 参考になる)
マイクロソフトのサポートライフサイクルでは、基本として「発売から5年間」「後継製品がリリースされてから2年間」のうち長い方 [microsoft.com]がサポート期間となります。
2年間は「リリースされたばかりのOSには不具合が見つかることも多く、早急なインストールは避け」て様子を見ることが可能であり、元コメが揶揄してるようなアップル製品の悲劇はWindowsでは発生しません。
IEのサポートについてはIEはあくまでOSの一部ですので、OSのサポート期間に依存 [microsoft.com]します。XPのOS付属ブラウザはIE6ですので、IE6はOSのサポート一環として未だにサポート中であり来年、2014 年 4 月 9 日(日本時間)をもちまして、Windows XP、Microsoft Office 2003、Internet Explorer 6 のサポートが終了 [microsoft.com]ってことになるわけです。
こういうルールですので、「Windows 2000付属のブラウザは最終的にはSP4のIE5なので、IE5はWindows2000のサポート終了まで一緒にサポートされ続けたが、IE5.5はそれが付属するOSがないため、IE5より早くサポート終了になった」なんていうねじれ現象もありました。
最近だと、Windows7付属のIE8、Windows8付属のIE10の間のIE9のサポート期間がいつまでなのか気になるところです。IE5.5の例にならえば、Vistaのサポート切れとともにIE9のサポートは切れるでしょうけど、IE8はWindows7のサポート切れまでサポート継続、ってことになるかと思います。
ちなみに、Windows Server 2003(付属ブラウザはIE6)は2015年までサポートがあるので、WS2003用ブラウザとしては2015年までIE6は生き残るはず。
Re: (スコア:0)
IE6のセキュリティーパッチはいまだに提供されてますよ。
表示が遅すぎたり表示が壊れたりするけど。
無料化 (スコア:2, 興味深い)
・iWorkも新規にMacを購入した人には無料になった。
・既存のパッケージ客はアップデート不可というのは可哀想。
・今後はMac App Storeオンリーでやりたいので、アプリ単体でのアップデートは対応したくない
・正規ユーザーか確認するのを作るのも面倒。今後無料だし。
などにより、細かく対応するのもめんどくさいから、アプリをインストールしてる人は全員アップデートOK!にしたとかないかな・・・
これがバグとするなら、Appleとしては直す気あるのかな。
ああ、昔見た見た (スコア:1)
MacUser10月号写真屋[k] とかそういうアレでしょ
え、公式?
違法 (スコア:0)
ライセンスの使用条件に「過去のソフトウェアを持っていること」と書いてあるだろうから、考えるまでもなく違法。
何らかの方法で動く→許可された! などという脳天気な勘違いはゴミ箱に捨てちゃえ。
Re:違法 (スコア:1)
海賊版は論外として、試用版だと正規版インストールできちゃったら正規のものが表示されて、「これは試用版」みたいな文言が消えてしまうのでは?
(多くの人は、OSといっしょにアプリも無料アップデートなのか、太っ腹! と感動するような・・・。)
Re:違法 (スコア:4, 興味深い)
> それ以外では、使用条件を確認しなかったユーザの怠慢でアウト。
まったくの間違い。
EULAなどでも話題になったけど、普通に見てて見落としうるような書き方なら書いてあってもダメ。
これは怠慢でもなんでもなく、
わざと見落とすように書くような輩を前提とした消費者保護の原則。
> アップルがライセンス条項の確認をし忘れたなどの理由があれば、
> 「ライセンス違反となるアップデートを実行した」という罪には問われない可能性はあるけど、
> 「使い続けても法的には大丈夫」という状態にはなり得ない。
まず、「法的に」は話が違う。
ライセンス条項は法律ではないので違法とか合法の話ではない。
その先として、Appleの説明不足で「アップデートできてしまった」ことについて
Appleがクレームを入れるなら、
逆にAppleには利用者の端末の原状回復
(=アップデート前の状態に完全に戻す、ゴミなども残さず)が義務となる。
これはApple側が行う義務なので、やり方を利用者に教える程度ではダメ。
Appleから直接人員を出してオンサイトで元に戻すくらいのサービスをしないといけない。
Re: (スコア:0)
昔は、ほとんどのソフトウェアには、不正規なインストールを防ぐ機能は付いていなかった。
でも、いくらでもインストール出来るからといって、好きに使っても良いわけではなく、
ライセンス違反にならない範囲で使うというのが、使用者の義務。
不正規なインストールを却下する仕組みのソフトが多くなったからといって、その義務が消えたわけではないんでは?
>EULAなどでも話題になったけど、普通に見てて見落としうるような書き方なら書いてあってもダメ。
なるほど。
でも、「無料で使い続けることが許可される」とはならず、前のコメントに書いたような、
「指摘されずに使ったタダ乗り分は不問だけど、これ以上使うなら正規料金を払え」と言う所に落ち着くと思うけど。
Re: (スコア:0)
>著作物を著作権者の認めない方法で使ったら、著作権法違反で違法では?
じゃGPLなんて安心して使えないわけだ。よく理解できた。
Re: (スコア:0)
今さら知ったんですか? 違反した時点でライセンスは終了する(=普通に著作権侵害になる)ってきっちり書いてますよ?
まあ使用許諾契約書を読まないくらいだからGPLの文言だって読んでるわけないよね。
Re: (スコア:0)
はじめから違反する気まんまんならそりゃ安心して使えないだろうね。なんで唐突にGPLが出てくるのか意味不明だけど
Re: (スコア:0)
ライセンスに著作権侵害を訴える時点でアホだろう・・・
日本の著作権に私的使用を制限する項目なんてないぞ
だから、著作権侵害を訴える時点でそれは法的に無効なんだよ?
普通はソフトウェアに関しては譲渡ではなく利用契約を売っているって形を取ってる
そしてその利用契約に基づき損害が発生した場合はしかるべき処置を取るとね
Re: (スコア:0)
他の方も書いてますが、
日本の著作権法では私的利用は縛れません。
ですので私的利用を著作権をタテに禁止すると書いてあっても無効です。
その上で、外国の著作権法では縛れる国もあります。
GPLの記述は、そのような国も考慮して書いてあるため、
日本では通用しない要素が含まれています。
Re: (スコア:0)
シュリンクラップ契約が無効とされたことを知らないのかね。もとコメ主は。
Re: (スコア:0)
「契約内容を適切に確認しなかったから契約は無効」が、「じゃあ勝手に使っても良い」を意味するわけがないでしょ。
そんな事を言い出したら、確認が弱い著作物を使い放題になる。
「契約は無効」は、「契約してない状態に差し戻し」だから、
金を払ってたらそれが返ってきた上で、「使う権利がない」という元の状態に戻るだけ。
Re: (スコア:0)
どうでもいいよ自由なソフトウエアなんだから
作ってしまった側にミスなんだし
Re: (スコア:0)
「契約したこと」をキャンセルできるだけでしょ、それ?
ちがう。
全部が無効になるのではなく、一部分だけ。
Re: (スコア:0)
無効とされたケースを探してるのですが、キーワードだけでもご教示いただけないでしょうか?
Re: (スコア:0)
シュリンクラップ 無効 ってググるだけでかなり出てくるんだけど
煽ってるつもり?
Re:違法 (スコア:1)
クレーマーでもなんでもないですよ。
本当にそういうレベルが必要です。
これは、ランサムウェア(利用者の意図とは異なるものが勝手に入り込み、元に戻したければカネ払えとも要求する)があるため、
これへの対抗権利として現状回復を要求することが出来ます。
今回、勝手に製品版が入るならまさにこのパターンです。
Re: (スコア:0)
過去の試用版は過去のソフトウェアに入りますか?
(おやつは300円まで
Re: (スコア:0)
Appleのシールを貼ったPCはApple商標が付されたハードウェアに入りますか?
Re: (スコア:0)
どうやらiWork08は過去のソフトではないらしい
Re: (スコア:0)
> ライセンスの使用条件に「過去のソフトウェアを持っていること」と書いてあるだろうから、考えるまでもなく違法。
そりゃ違う。
ライセンス条項は法律ではないので合法とか違法とかの次元じゃない。
土地の所有権を民事で争う程度のもの。
いつも通りの (スコア:0)
アップルクウォリティ(笑)
Re:まあいつもの (スコア:1)
予言する。このストーリーはよっぽどなのが来ない限りコメントは伸びない。
誰も見てない。今のうち。 (スコア:0)
だれも指摘してないけど
Aperture は無料化されてないのよ。