ダイソー、電子書籍ビジネスに参入 37
ストーリー by reo
価格破壊王になる 部門より
価格破壊王になる 部門より
headless 曰く、
100 円ショップ「ザ・ダイソー」を全国展開する大創産業と子会社の大創出版は、スマートフォン向け電子書籍アプリ「DAISO ブックス」シリーズの提供を開始した (DAISO ブックス、eBook USER の記事、ケータイ Watch の記事より) 。
Android 向けには 6 月上旬から Google Play で配信を開始しており、18 日から iTunes Store での配信も開始した。ザ・ダイソーで販売している人気書籍を電子化したもので、第 1 弾は「平清盛」「源頼朝」「2012 高島易断総本部歴書館編纂運勢暦」の 3 本。価格はそれぞれ Android 版が 99 円、iOS 版が 85 円となっている。電子書籍としては検索やブックマーク機能のほか、ページにメモを書き込む機能なども搭載されているとのこと。
あなどれない (スコア:5, 興味深い)
数年前からダイソーの店頭で売ってた文芸文庫は、あれでなかなか丁寧に編集されています。
青空文庫から引っ張ってきた本文を使って、あまり使われない言葉には注釈を入れて読みやすくしたり。巻末の年譜や解説も、ゆかりの地を訪ねて独自に撮影した写真入りだったりして、けっこう読み応えがあります。制作費もそこそこ出ているように見えます。
そこから発展したのか、独自コンテンツの雑学本みたいなのもしばらく前から紙で出てました。
ダイソー店頭で紙の本を売るのと、iTunes Storeで売るのと、どっちが利益率が高いんでしょうね。
Re:あなどれない (スコア:2, おもしろおかしい)
店頭が¥100で、iTunes Storeが¥99と仮定すると、店頭に勝ち目はないでしょう。
紙代も、印刷・製本代も、そして倉庫に在庫を抱えるリスクも、どれも馬鹿にならないから。
どのくらいの部数がでるのか、見当も付きませんが、注釈を入れたり、写真を入れたりしても、印税が掛からなければ元を取れるのでしょうね。(写真は業者から買うとして)
Re:あなどれない (スコア:3, すばらしい洞察)
>店頭が¥100で、iTunes Storeが¥99と仮定すると、店頭に勝ち目はないでしょう。
レンタルCDやDVDも似たようなものですが、
「実際に棚に並んでると選んでみたくなる」ものですよ。
これはとても一般的な感覚で、さすがにこれを否定するのは危険すぎます。
たとえば、妄想の中の理想的二次元美女よりも
現実のそこそこの女性のほうに一般人は惹かれるわけです。
それと同じですね。
Re:あなどれない (スコア:1)
まず、利益"率"はともかく、利益は間違いなくリアル店舗販売の方があるでしょう。
で、元が取れるとれないと言うお話だと、すでにリアル店舗で販売中の制作費の償却が終わっているコンテンツを再利用するから制作費だけ稼げばいい事になりますが、正直これすら怪しいでしょうね。下手をすると利益率も、ストアに支払う上納金を考えるとどうなる事やら。
ましてオリジナルでコンテンツを作って元が取れる、なんてのは妄想ですね。まともに制作費をこれだけで回収などというのは無理でしょう。
ダイソーはゲームでオンライン販売を試して撤退しています。オーナー会社らしく何でも試してみるみたいですから今回もお試しでしょう。
過剰反応するような話じゃ無い。
それから、ダイソーは在庫管理コストや、製造コストなどを低減する独特の手法などを用いる事で成長してきた会社ですよ。
そこら辺理解してますかね?
#なんで電子書籍というとこう言う意味不明のコメントが出てくるのやら。
#電子書籍のことも、ダイソーの商売のことも理解してないのによくドヤ顔でID…。勇気あるね。
Re:あなどれない (スコア:1)
# ダイソーの商売のことも理解してないのに
# そうか創価そうか 信者なのか
Re: (スコア:0, フレームのもと)
逆に、人を批判するのにAnonymousとはね。やはり、Anonymousは無視が良いのかもな。
ダイソーに限らず、百均が在庫管理に長けていることは事実でしょう。けれども、別に魔法使いじゃないのだから、在庫があるのは事実。電子出版のように在庫がないわけじゃない。逆に、在庫管理に長けているということは、在庫には敏感なのでは。
#なんで電子書籍というとこう言う意味不明のコメントが出てくるのやら。
#電子書籍のことも、ダイソーの商売のことも理解してないのによくドヤ顔でID…。勇気あるね。
ドヤ顔って、もしかして、鏡を見てるの?
まぁ、電子出版を冊子と同じ値段にするために苦労していた身からすると、電子出版がこれだけ社会に認知されるようになっただけでうらやましいよ。
Re:あなどれない (スコア:1)
ACじゃ刃向うものは職場に圧力をかけて黙らせて追従のお世辞だけを聞くことができませんからね♪
某市長と一緒にネット上の楽園Facebookにでも行かれてはいかがですか。
Re:あなどれない (スコア:1)
内容に反論できないからACを叩いてみた、まで読んだ。
平清盛を試しに買ってみました (スコア:5, 参考になる)
何でも試してみるのさ
使ったのはAndroid 3.2のTablet、 Acer A500です。
・ページめくる度にリンゴをシャクっと囓るような音がする。消す設定は見当たらない。
・めくりアクションは画面スワイプのみ。この手のアプリでよくある、画面の端をタップ・ボリュームボタン上下でめくり等は無し。
・ピンチイン/アウトで拡大縮小可能。反応は遅い。だが文字品質はとてもキレイ。断言できないですけど、自炊スキャンPDFみたいに画像でページ持ってるわけでは無く、ちゃんと書体で字書いてるのだと思います。
・機能としては
お絵かき ページの上に色・ブラシを選択してがしがし何かを描ける機能。
しおり しおり。
検索 検索。
画面キャプチャ 見ているページがそのままJPGで保存される。
SNS TwitterとFacebookで読んでる本のURLこみでツイートするのかな?まだ試してません
・Android3.x系のフルスクリーン(戻る・ホーム・時計などのUIが「・」に置換される)に対応してる。これは珍しいかも。
・本は難しい漢字に全部読み仮名振ってあるのがありがたい。歴史上の名前とか結構読めないので。
シャクシャクうるさいのはミュートでなんとかするとして、100円であることを踏まえれば
70点くらいは付けられるのでは、という感想を持ちました。
でも音楽聴きながらだとミュートも困るな。
ダイソーの本 (スコア:1)
ダイソーで売ってる本って基本的に青空文庫にあるような権利切れがメインだと思ってたんですけど、
最近はラインナップも変わってきたんでしょうか?
Re:ダイソーの本 (スコア:4, 興味深い)
大創出版という会社で、ダイソー用として出版した本のようですね。
当然著作権切れではありません。
まあ内容の著作権は微妙なんでしょうけどw
表紙からして人気シリーズの真似してたり。
Re:ダイソーの本 (スコア:1)
買ったことはないけど、地図とか料理本や辞書もダイソーに置いてあった気がする。
#うちの近所にはダイソーが無い。
Re: (スコア:0)
この手のあそびの余地がある商品は結構掘り出し物がある
漫画も売っていたけど妙なものがあって楽しい
Re:ダイソーの本 (スコア:4, 参考になる)
義理の妹がダイソーじゃないけど100円ショップ向けの英語問題集作りを頼まれてた
スクラッチで作らせてるわけだから、著作権的に問題のないものをつくろうという姿勢はあるのだと思う
Re:ダイソーの本 (スコア:3, 興味深い)
けっこう前の話ですが、「ダイソーミステリー」っていうシリーズも出してましたよ。掘り出しものを探す楽しみがあって、ミステリファンの中には注目してる人もいましたね。
#今回と関係あるか分からないけど、このストーリーを見て思い出したもので。
LIVE-GON(リベゴン)
Re:ダイソーの本 (スコア:1)
まずはあの妙にネガティブなのに勇気づけられる社長の言行録を出版してもらえんだろうか
早速… (スコア:1)
早速価格破壊が始まったか。
ナベカマと違ってダイレクトに響くから出版界はどうなることか。
#電子書籍の理念がそうでないにしろ、こうなるとますます出版社は追い詰められるのでは?
Re:早速… (スコア:5, 参考になる)
早速、でもないですよ。
前からAppleでも日本の電子書籍ストアでも100円以下の電子書籍が売られてます。
ダイソーの参入は後追いといってもいいぐらい。
Re: (スコア:0)
Re:早速… (スコア:1)
そもそも「電子書籍!電子書籍!と言ってる人」って誰のこと?
むしろ価格破壊は電子書籍のメリットの一つだよ。
Re: (スコア:0)
MS信者にとっての現実は一般世界の現実とは違うのですよ。
メトロやWindows7タブレットで電子書籍?それは100%ありえないって
Re: (スコア:0)
>メトロやWindows7タブレットで電子書籍?それは100%ありえないって
電子書籍と言っても、
モノクロかカラーか、文庫本サイズ程度かA4かそれ以上の紙面サイズが前提が必要か、
などでまったく話は変わります。
この辺理解できていない人は電子書籍を使ったことがない素人と断言できます。
この辺によって
電子インクの5~6インチ程度(Kindle4やSonyReaderなど)でいいのか、
液晶パネルの7インチ程度(Androidタブとか)がほしいのか、
10インチ(iPadやソニータブなど)が必要となるのか、と
端末選びが激変します。
ここで
Re: (スコア:0)
Kindleだとシャーロックホームズとかpride and prejudiceとか、主に著作権切れの書籍を中心に無料だし、
シャーロックホームズ全集くらいでも0.99~2.99ドルくらいの物がゴロゴロ出てます。
Amazonが客寄せ用に準備したものも多いでしょうね。
http://www.amazon.com/dp/B005XE2CEK [amazon.com]
http://www.amazon.com/dp/B004UJTG6Q [amazon.com]
http://www.amazon.com/dp/B0057JQ8C8 [amazon.com]
Re:早速… (スコア:1)
貸本ならむしろこれが適正価格。
価格崩壊 (スコア:0)
体力のない弱小出版社は潰れ、良い企画でも売れない物は淘汰されていく。
利益の回収は広告モデルや釣り課金が主流となる。
そんな未来が見えた。
Re:価格崩壊 (スコア:2)
そうかな? 実のところ、電子出版による文学作品の場合、作者の雑用をこなすこと(資料集めから著作権管理など)が仕事の中心なので、弱小出版社や編集プロダクションで充分に仕事ができてしまう。もちろん、作者がひとりでこなすことも可能。電通なり、博報堂などの広告代理店に大金を払って広告を打つ必要もないし、紙を買って印刷所に手配する必要もない。
逆に、企業規模が大きく、従業員や関連会社が多い大手の方が、危険かも知れない。実際、講談社、光文社あたりは経営状態が悪化しているし。
Re: (スコア:0)
一概にネガティブな影響ばかりを強調したい訳ではないのですが、
現状のスマホアプリの状況を電子出版になぞらえてみたわけです。
ソフト屋は儲からないと見ればスマホから撤退するだけですが、出版関連業が電子出版に「飲み込まれる」のであれば、
逃げる事はできず、嵐の中で上手に舵を切れない会社は潰れることでしょう。(「弱小」にはそういう感覚も込めています)
大手はいざとなれば切れるものを沢山持ってますから、中小よりも深刻な問題にはなり得ません。
作者が電子出版をひとりで行うと言う事は、保護者を介さずにリスクもひとりで負担するという事で、
厳しい世界でもあり、作家業とは別の技術に長けなければならないという事でもあります。
問題は販売価格で、価格を適切に統制できるのであれば、仰るようにバラ色の未来が待っているかも知れません。
安くなれば、安くなった分誰かがあぶれている。強い立場を持つ方が利益を確保すれば、弱い方は干上がる、それぐらいの予測はまあ確かかなと思います。
Re:価格崩壊 (スコア:2)
中小がバラ色の未来と読まれましたか。そのようなつもりはなかったのですが。生き残れるのは限られた企業だけですから。
価格は、今のように冊子と同じ価格設定では売れませんよ。モノが手元に残らず、端末を買い換えたら読めなくなったりするのに、納得できるわけがない。けれども、売価を下げたら、たとえ利益率は上がっても、利益の総額は減るから、出版点数を増やすしかないけど、それは簡単なことではない。やはり、リストラは欠かせない。
老舗の大手、準大手はやはり組織が硬直化していますし、変化は苦手ですよ。
不動産賃借などの営業外利益は個別の話になってしまうので除外するとして、近代の大手版元は出版社とはいっても実質的に雑誌社なので、古くなると価値がなくなるコンテンツが多いし、電機や自動車などの企業に比べて桁違いに事業規模が小さいので、それほどの力量はありませんよ。
ああ、光文社の希望退職に応じた社員が退職金として五千万だかを受け取ったらしい話を聞くと、希望退職を募るとは言え、余力があるなとは思いましたけど。でも、経理や人事の幹部も希望退職に応じていると聞くと、再起不能なのかもとも思いますが。
Re: (スコア:0)
「バラ色」という表現は底意地が悪かったかもしれません、すいません。
適切な価格が、電子出版に関わる者を幸せにするだろう、という事で、
それは、スマホアプリのようなデフレ過剰で死屍累々の市場と対比して、同様の展開にならねば良いと思う、という事です。
私も1消費者なので、商品は安い方が有難いです。
Re:価格崩壊 (スコア:1)
それでも紙媒体の時の利益基準で動くしかないので
社内的に負けて 進みたくても進めないんでしょう
電子書籍で莫大な利益投下すして少しの利益稼ぐよりも 人気漫画家に表紙書かせて売れた方が社内的な評価は高いんでしょうから
電子書籍に傾倒すれば印刷屋に大量発注していた時の価格交渉力もなくなるし
生産コストの校閲やら編集やらを養っていくだけの利益は稼げないでしょうから 電子書籍なんて会社からすれば悪いところだらけだ とか言ってんじゃないんでしょうかね
CDと同じで電子媒体が勝つに決まってるとは中の人たちも思ってるとは思います 紙もCDも資源と生産力の無駄遣い
読みたい時に読みたい本が読めるなんて中の人たちが他のダレよりも望んだ話で
そんな世界がつくれる時は今だけなのに、逆に抵抗勢力になるんでしょう
足の引っ張り合いしてる場合じゃないんですがね
Re: (スコア:0)
え?
99円のマイナー本でも店頭に並べてもらえるなんてむしろありがたいんじゃないかと。
売れ筋じゃないとそもそも店頭に並べてもらうだけでも大変。
印刷はある程度まとまった数じゃないと受けてもらえないし。
倉庫代なんてないし。
売れ残りは即新古本。
電子書籍は実はとてもありがたい。
ただ、業界の体質で、どうせ粗悪品を乱発してイメージ低下させ自滅の道を歩むだろうけど。
地道にレーティングを上げる努力をしたところは伸びるだろうな。
Re: (スコア:0)
個人レベルでも電子書籍が気軽に出せるようになってから、このくらいの価格で売られてるものは以前から結構ありますね。
漫画なんかもデジタル入稿が進んでいるせいか、雑誌掲載のみで単行本にしてもらえなかったものが、紙の同人誌だけではなく
電子書籍で買えるようになってたりしてて結構ありがたいです。
GALAPAGOS (スコア:1)
時々でいいからガラパゴス [galapagosstore.com]の事も思い出してあげてくださいね
# メディアタブレット EB-A71GJ-BオーナーなのでID
少し…頭冷やそうか…
ダイソーの電子書籍ビジネスモデルは案外キーポイントかもしれない (スコア:1)
ダイソーの書籍は持っていないので確証はないけど、ダイソーの業務形態からして、ダイソーに並んでいる大創出版の書籍はISBN番号を持っていないはず。
なぜなら、流通網はダイソー自身が整備していて自社以外の流通網には乗せないし、最初に刷ったらよほど人気が出て全国で品切れにならない限り増刷もしない。おそらく、著者との契約でも出版権を設定したりということもなく、事実上の権利買い切りを行っているはずだ。下手すると、増刷しても著者報酬は発生しない契約になっている可能性すらある。 早い話、大創出版の書籍は法的には出版物ではない。そんな商品にISBNを設定する必要などない。
このビジネスモデルは時期を見計らって新刊のうちに一気に売ろうといった戦略がとりにくいので大当たりが出ないが、少量ながら一定の販売が継続的に見込めるいわゆる定番商品を長いスパンで売る場合には一般的な出版システムより圧倒的に利益が出しやすいはず。
バラエティ豊かな品ぞろえで客を誘導することも目的の一つだろうし、短期的に収益を出す必要性も低いんでこういう形態になっているんだろうと思う。
さすがに電子書籍化するにあたってはまた新たに著者契約を行っていると思うが、もともと権利買い切りが当たり前の業務形態なので電子書籍もそうなっている可能性が非常に高い。
電子書籍に参入するにあたって当然アプリ開発などのコストはあったと思うが、印刷品質に関してはもともと安かろう悪かろうが前提なので、表示能力に劣るスマホでもそのまま読める。おそらく、DTPデータを自社開発のソフトでコンバートするだけで、電子書籍のための編集校正作業はほとんど必要ないのだろう。
製作費そのものは紙の書籍にした時点で回収済みで、電子書籍化に当たってかかる追加費用は一般的な出版社の書籍を電子化する場合に比べて格段に低い。案外長いスパンでも通用するモデルなんではないだろうか。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
朗読 (スコア:0)
朗読CDもやって欲しい。
日本語だけでなく英語あたりも。
あれ? (スコア:0)
> 100 円ショップ「ザ・ダイソー」を全国展開する大創産業と子会社の大創出版は、
まだ100円ショップを名乗ってましたっけ?(うちの近所は看板かけかえちゃってたけど?)
100円以上のものが結構並べてあるんでけどなぁ
脱100円ショップ中? (スコア:3, 興味深い)
公式サイトには、100円という表示がなくなってますが、
Google検索、またソースコード中には100円の文字が見受けられますw