囲い込み戦略がPCを殺す? 32
ストーリー by hylom
○○の庭 部門より
○○の庭 部門より
danceman 曰く、
ハーバード大学法科大学院のJonathan Zittrain教授は、「PCは死んだ」と題した記事で、「囲い込み戦略」を枠組みとする、App Storeのようなプラットフォームが雪だるま式に増えることを脅威として受け止めるべきだ論じている(本家/.、Harvard Law School記事)。
氏は、「騙されるまま『箱庭(囲い込み戦略)』で満足してしまえば、『庭師』の意に反するような革新は逃してしまうことになるだろう。さらに、コードやコンテンツの検閲にも縛られることになってしまう」と警告しており、開発者などITギークらに対して、こうした動きに対抗するべく立ち上がるよう呼びかけている。
庭って言うけどさ (スコア:1)
その意味で言えば、企業に属している開発者から見れば、自企業だって「庭」じゃね?
庭なんて言うから、マイナスイメージになるんだろうけど、その庭があるから商売できている開発者なんていくらでもいるんじゃないのかなぁ?
ぶっちゃけ、こういう話は、IT方面の人間に言う事じゃなくて、ユーザーにこそ言わないとw
#でも、最初に連想したのは「auの庭」だったりする(苦笑)
通知の設定いじったから、ACだとコメントされても気づかない事が多いよ。あしからずw
Re: (スコア:0)
ユーザーは庭師に管理されたきれいな庭を楽しむだけでいいけど
開発者は自分で庭を作ることを忘れちゃダメだよ
ってことじゃないの
開発者じゃなくて開拓者だね
Re:庭って言うけどさ (スコア:1)
開拓者になれる人はなれば良い。でも、全員が開拓者になれるわけじゃない。そんだけの話。
通知の設定いじったから、ACだとコメントされても気づかない事が多いよ。あしからずw
Re: (スコア:0)
だから
開発者などITギークらに対して、こうした動きに対抗するべく立ち上がるよう呼びかけている。
なんでしょ
Re:庭って言うけどさ (スコア:1)
呼びかけたって、応じる事自体が難しいって言ってるんですが
通知の設定いじったから、ACだとコメントされても気づかない事が多いよ。あしからずw
庭師の裁量の差 (スコア:0, すばらしい洞察)
これまでは庭師MSの下でわりかしフリーダムに活動できてたけど庭師Appleはフリーダムを許容しないっていうだけの話。
みんな箱庭の中で満足してるんだよ。
箱庭の外にあるPC環境なんて現状BSD/Linuxくらいしかないし、モバイルなんて皆無だろ?
飼いならされてるだけとも言えるけど、一部のマニア以外は箱庭の外に出ることはおろか外があることすら知らない。
結局、普通の人は庭師に文句を言いながらも使い続けて、一部のマニアがフリーダムを甘受するっていう構図はこれからも変わらないだろう。
志が低いと言われりゃそのとおりだけど、マニアしか使わない=利用者が少ない=金にならない環境のアプリの数・質なんて一部の例外を除いて大したこと無いっていうのはLinuxで証明されてるだろ。
箱庭の中と、庭の外、両方に共存していて欲しい (スコア:2)
今は「庭師apple」がほどよく仕事してるからiPhone, iPad は便利と感じます。自由は少ないけど。
A「箱庭の中。制限は多いが、シロウトが簡単に使えるコンピュータ」
B「庭の外。制限は少ない、シロウトに敷居が高い、玄人は自由なコンピュータ」
この両極端と中間が選べるのが、人類が幸せになれる道でしょう。
もちろん、ギークには箱庭の外を開拓していただきたい。
Microsoftが99%を支配するコンピュータ界じゃ
人類は税金のごとくMSに毎年カネをとられる。
Appleが99%を支配するコンピュータ界(と音楽界)じゃ
人類はお布施と音楽権利料を毎年Appleにとられる。
Googleが99%を支配するコンピュータ界じゃ
人類はすべての個人情報と位置情報、写真、文書をGoogleに握られる
というのが予想できる暗黒未来のような気がします。企業は権力持つとみな「evil」。
MS, Apple, Google, linuxあたりが綱引きしつつ、ユーザが
どれでも選べる(しかもソフト資産を引っ越しできる)ような明るい未来が欲しい。
(オマケ。そこでTRONが奇跡の大躍進する21世紀は...ないか。
Facebookがamazon, apple, MSを合併して最悪の暗黒ビッグブラザーという暗い未来はありえる。)
Re: (スコア:0)
Googleはその後でじわじわとサービス対価を要求されるかもしれない。
(主戦場のAdは既に嵐)
Re:庭師の裁量の差 (スコア:1)
Windowsは箱庭というのは少し可哀想かな。
OSのソースが公開されていないだけで、APIはあらかた公開されているし、Windows上の
アプリケーション開発や販売に特に厳しい制限を設けてはいないので。
Microsoftはいろいろ言われながらも、これまでは極力オープンであろうとしてきたと思いますよ
無論、商売が成功する範囲で、ですけど。
安価な開発ツールを提供しようとしてきたし、現在も無料で使えるものを用意してたりしますね。
APIレベルでもPOSIX互換を用意したりして、クロスプラットフォームなアプリケーションも作成が
可能です。
少し話は飛ぶけど、DOS時代にはビル・ゲイツはコピープロテクションに対しても消極的な発言
をしていたりもします。元プログラマが主導してる会社だけのことはあるなと当時思った覚えが。
Appleが当初、MacintoshのAPIに関してはデベロッパプログラムに参加してNDAを結ばないと
情報が得られないようにしてました。そのため、GNUはMacintosh上へのポーティングを禁止した
時期もあったりもしましたね。かなり昔の話ですが。
AppleとMSは、こうした点ではスタンスの違いが割とはっきりしていて、今のiOS上の囲い込みも
Appleらしいかな。
MSもAppleの成功を見ているので今後、囲い込みを進める可能性は結構あるかもしれませんね。
Re:庭師の裁量の差 (スコア:1)
オープンソース化している。
一方GPLv3問題で排除せざるを得ないものがLionではプリインストールから消えた。
例えばSambaやMySQL等。
AppleがiPhoneを出した当初から言い続けているように、HTML5+JavaScriptの世界は
自由のままで、App Storeを使う必要も無ければCocoa Touchを覚える必要も無い。
Re: (スコア:0)
Apple:庭はなにより美しくあらねばならない。バーベキューなどもってのほか。
MS:庭は何より所有者にとって便利でなければならない。それがお金を生む秘訣。
RMS:庭とか家とか関係ない。所有者が自由に出来ないなんてクソくらえ。
Google:みんなのために道を作り家を作っただけで、庭を作ったつもりはないのですが。
Re: (スコア:0)
> Apple:庭はなにより美しくあらねばならない。バーベキューなどもってのほか。
AppleがMorphy Oneを敵視していたとは、胸熱。
ご連絡先
Re: (スコア:0)
なんつーか表現が色々アレだなぁ。
人間、自分の興味の無い事の詳細までいちいち構ってらんないから他人に投げて任せるんですよ。お前は自分の食うパンを小麦から作るのか?
Re: (スコア:0)
日本語になっている記事くらいしっかり読みましょう
まずこの記事にある主張は「普通の人」相手に書かれているものじゃない
そして、「箱庭住人が多いから箱庭だけやってりゃいい」という思考は停滞を生み進歩が止まるからギークはフリーダムを目指せっていわれてるんだろうに
Re: (スコア:0)
庭の内側と外側でそれぞれに利点があるのなら、垣根に穴をあければよいのでは?
Re: (スコア:0)
多くの人は、そもそも庭という意識自体がないんじゃないのかな。
Re: (スコア:0)
いや、auユーザーにはあるかもしれないw
Re: (スコア:0)
> 結局、普通の人は庭師に文句を言いながらも使い続けて、一部のマニアがフリーダムを甘受するっていう構図はこれからも変わらないだろう。
それでいいんだと思います。いままでも、「箱庭の外」がメジャーだったことなんてない。
でも、いざとなれば「箱庭の外」もある、とか、「箱庭の外」の世界もある程度充実している、という状況が
維持されていることが大切なんだと思います。
問題は、モバイルでは「箱庭の外」が皆無だということ。それをいいことに、庭師が好き放題するのを
許してしまっているという状況が問題なんだと思います。
Re: (スコア:0)
App Storeのような管理された限定的な経路からのソフトウェアの入手の比重が圧倒的に高まることへの危機感の問題だから、
従来のMSは関係なくて、Linux等のパッケージ管理システムの方がここで言われていることに近いんじゃないか。
例えばUbuntuのようなディストリでソフトは公式レポジトリから入れることが推奨とされ、
それ以外のインストールは非推奨の自己責任行為とされた結果、一般ユーザーが公式レポジトリしか使わなくなるような事態。
Re: (スコア:0)
BSDだってLinuxだって箱庭だろ。
不特定多数が開発に携わり、個人的意見が100%通らなくなった時点でそこに制限のない自由は存在しないよ。
相変わらずアメ公ときたら (スコア:0)
箱庭の中で行き詰まることにかけては我が国がはるかに先を行っているというのに、いかにも自分たちが発明したかのような顔をしてるんだな。
Re:相変わらずアメ公ときたら (スコア:2)
囲い込みが完璧すぎて、あいつらにガラケーは見えてないんですよ。
#悔しかったらガラスマ作ってみろってんだ。あれ?目から汗が…
Re: (スコア:0)
貧相な戸建に付いている、一畳未満のなんちゃって庭だろうそれ。
向こうで言う庭は、客を招いてバーベキュー出来る場所のことだからな。
Re: (スコア:0)
つまり庭が広い分行き先がなくなるまで時間がかかったわけか。
だからどうした? (スコア:0)
> 「騙されるまま『箱庭(囲い込み戦略)』で満足してしまえば、『庭師』の意に反するような革新は逃してしまうことになるだろう。
満足している人は革新なんか必要としていないし、
革新が必要と考える人は満足できていないのだから、
当然のことじゃん。
Re: (スコア:0)
文意としては「庭師に騙されて、現状が限界なんだ、ベストなんだ、と諦めるなよ」という意味だと思うんだが。
それに現状に満足していても革新は常に必要だと思っている人もいるだろうし。
hardware (スコア:0)
ハードウェアにインストール可能なアプリを制限することにより、特定の Store 等の利用を強制し、そこに課金したり、自分たちの好ましくないソフトウェアを検閲するというビジネスモデルはメーカー側に旨みが大きい。
多くの人は、セキュリティだとか、サポートだとかの利点をうたわれれば、ハードウェアのコントロール権を掌握できない不利益は許容してしまう。
今のスマートフォンならば脱獄なり、root 取得なりの方法で何とかならなくもないのだが、対策技術の向上やハードウェア的に制限がほどこされれば一般の人には対応ができなくなるだろう。さらには法律的に脱獄が違法化される危険が常にある。携帯ゲーム機のマジコンと、脱獄ツールは同じ目的のものであることを考えれば理解できると思う。
結果としてメーカーの意に沿わない(儲けにつながらない)利用法が全て市場から排除されるとい結果にしかならない。これはメーカーの利益には繋っても、技術革新や人々の自由を制限し社会的な不利益となる。
★★わかりやすく思考実験として、PC が iPhone や Nintendo DS のようなビジネスモデルになった場合を考えてみる。
1. まずPCメーカーが自社のOSしか起動しないようにハードウェア的な制限を入れ、アプリケーションも自社が許可したもののみインストール可能なようにする。
2. インストール可能なアプリケーションやコンテンツには一定の審査と課金を実施する。
3. アプリやコンテンツの売り上げから収入を得られるので、PCハードの値段を下げることが可能になる。さらに審査があるのでセキュリティが高いなど利用者に宣伝できる。
4. 価格の安い制限ハードウェアのみが残り、従来のPCは市場から駆逐される。
5. アプリやコンテンツからの収入が止まると困るので、メーカーが正規に許可したソフトウェア以外を動かせるようにするのは「違法コピーの温床」であると政治や世論に働きかけて、改造を違法化する(脱獄、マジコン禁止)。
6. うまく市場が寡占できれば自社に好ましくない利用を制限したり、高い課金を請求したり、まさにやりたい放題。
ゲーム機や携帯電話機などの専用機ならばとにかく、「汎用」のPCとしては死亡確定。
まあ ipad のような PC 代替機が市場から PC を駆逐した場合にも同じ結果になるだろう。
Re:hardware (スコア:2)
それで、どう困るのか、という問題も。
たとえPCがなくなっても、スマホにその代替ができるなら、一般は全然困りませんよね。
市場独占の心配も、ほんとにやりたい放題やれば、低価格な別のシステムが発売される。
今現にAppleが独占してるとは到底言えない状況で、Androidがいきなり終息することも考えにくい。
開発についても、Googleが心変わりしなければ、締めすぎればAppStoreの開発者がいなくなってマーケットが寂れるだけですもん。
Re: (スコア:0)
「言論の自由や表現の自由なんかなくたって誰も困らない」と言いかえてみてば、直接に困る人はいないのに間接的に社会全体の不利益になるということが理解できるかな?
コンピュータの使い方も「言論や表現の自由」の一つで、少数のメーカや政府が独占するのは、例え大多数の人が困ってなくても、長い目で見れば民主主義への挑戦になるんだ。
Re: (スコア:0)
文字通りの「計算機」としてなら、CPU,メモリ,ディスクにネットワークが使えれば事足りますからねぇ。
ハードウェアの「OS」としての対応は、結局Windowsとかで使ったほうが便利だったし、それで事足りてもいたし。
著作権の絡むコンテンツは箱庭のほうを好むでしょうから、そっちよりを好む人はそちらへどんどん流れていくでしょうしね。
よろしい ならば開発(プログラミング)だ (スコア:0)
我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い牢(Jail)の底で半世紀ものあいだ堪え続けてきた我々に ただの開発ではもはや足りない!!
大開発を!! 一心不乱の大開発を!!
我々を忘却の彼方へと追いやり 眠りこけているユーザを叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし まなこを開けさせ思い出させよう
連中にプログラミングの味を思い出させてやる
連中にIDEのエラー検出音を思い出させてやる
アプリとシステムのはざまには 奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
以上、一度やってみたかっただけです。
実際のところコンピュータが年々ただのソフト再生機と化して行くのは釈然としないものがある。
ユーザにプログラミングの自由が認められないシステムを、自分はコンピュータと呼びたくない。